【中学受験】わが子の将来にプラス?それとも負担?メリット・デメリット・我が家の場合

中学受験

「中学受験は本当に必要なのか?」 中学受験を考える際、多くの親御さんがまず直面するのが、ネットや本にあふれる「メリット・デメリット」の数々です。

しかし、それらを単なる情報の羅列として見るのではなく、わが子の性格や特性、将来とどう結びつけるかという視点を持つと、進むべき道が論理的に見えてくるかもしれません。

今回は、中学受験の光と影を深掘りしながら、我が家の場合はどう考えているかをお伝えしたいと思います。さらに低学年のうちに持っておきたい「視座」についてまとめました。

 中学受験の3つのメリット

まずは、一般的な中学受験のメリットとして、私立中高一貫校の魅力を見ていきましょう。

  1. 「先取り学習」で大学受験を有利に進められる
    中高一貫校の最大の武器は、そのスピード感です。中2で中学数学は完了、高2で高校数学を終わらせ、最後の1年をまるごと受験対策に充てられる環境は、高校から受験勉強を始めた人たちに対して難関大を目指す上で大きなアドバンテージになります。中高一貫校出身者は大学受験で偏差値5程度違うといったことも言われています。
  2. 一生モノの「志を同じくする仲間」に出会える
    私立中には同じ目標を持って努力し、厳しい入試を突破してきた仲間が集まります。知的レベルや価値観、学習意欲が近い友人と過ごす6年間は、何物にも代えがたい人生の財産になるはずです。中高一貫校時代の親友が一生の友人になることも多いと聞きます。
  3. 独自の教育環境を「選ぶ」ことができる
    「理数教育に強い」「国際交流が盛ん」「伝統的な礼儀を重んじる」など、学校ごとにフィロソフィーがあります。学習面でも毎日の小テストなどの手厚いサポートのある学校から、何をするにも自由という学校まで様々な特徴があり、子供の性格やご家庭の価値観に合った環境を「選べる」のが中学受験の醍醐味です。また、公立よりも校舎や図書館などの施設がきれいなこともメリットですね。

知っておきたい3つのデメリット

一方で、避けては通れないデメリットもしっかり把握しておく必要があります。

1. 子どもへの精神的・肉体的プレッシャー

小学生にとって、遊びを我慢して机に向かう日々は想像以上にハード。クラスの友達からの遊びの誘いを断って勉強するのは子供にとってもつらいもので、孤独を感じることもあります。さらに塾からの大量の家庭学習をこなしたり、模試の結果に一喜一憂したりと、睡眠時間の確保やメンタルケアが必要な場面も増えてきます。

2. 家計を直撃する「教育コスト」の重み

塾代だけで新小4から3年間で300万円と一般に言われています。大手塾に加えて個別や家庭教師を追加するご家庭はさらに100万円単位で追加コストがかさみます。直前期は受験する学校への受験料、併願校への入学金、進学する学校への入学金や授業料、寄付金など、多くの費用が現実的に積みあがってきます。大切な子供に良い教育を、という熱い想いは大切ですが、現実的で長期的なマネープランについて夫婦でしっかり話し合っておきたいポイントですね。

3. 親のサポートが不可欠

ひとりで塾に行って夜遅くまで授業を受け、塾のない日は自主的に計画を立てて勉強しながら、志望校選定や併願校戦略までこなせる小学生はまずいないのではないでしょうか。現実的には通塾の送迎、お弁当の準備、学習管理やスケジュール調整、志望校選定や併願校の選択など、保護者のサポートは欠かせません。子供だけでなく、親も時間的・精神的な負担を覚悟する必要があります。

我が家の考え:今からどのように中学受験を見据えるのか

我が家の場合、以下の3つの理由から現時点では中学受験がわが子にとって最適解だと判断しています。

1. 子どもの「ポテンシャル」への投資

我が家の方針として、子供が生まれる前から将来の自立のために強みを伸ばした子育てをしたいと話してきました。生まれて間もない頃から知的好奇心の強さがあり、幼児教室に通わせてからは高い集中力が身についてきました。こういったポテンシャルをさらに高めるために中高一貫校の環境が適していると信じています。

2. 「非共有環境」が人格形成に与える影響

行動遺伝学者として知られる安藤寿康先生は、「教育は遺伝に勝てるか?」において、思春期における人格や学力の形成には、親(共有環境)よりも、学校の友人や先生、先輩後輩といった「非共有環境」の影響が圧倒的に大きくなると述べていました。多感な中高時代を、「どのような価値観を持つ集団」の中で過ごすか。尊敬できる先生や先輩、同級生などのコミュニケーションから知的好奇心をさらに強めることのできる環境が、子供の人生をより良いものにできると考えています。

3. 将来の「研究者」という目標への最適化

本人がぼんやりとではありますが「研究者」という道を口にしている点も大きな要因です(父親としてはうれしい限りです)。 研究は、長期的な探究心とそれを支える基礎学力、そして切磋琢磨できる知的なコミュニティが不可欠です。中高一貫校の先取りカリキュラムや手厚いサポート、人脈形成は、高いレベルの研究者を目指すうえで投資的価値は高いと考えています。私のキャリア転向も、子供へのサポートの一助になると考えています。

まとめ:一番大切なのは「納得感」

中学受験は、あくまで「子供の幸せ」のための選択肢の一つです。親の見栄や自己満足であってはいけません。始めるのであれば周囲の雰囲気に流されずに、メリットだけでなくデメリットをどう乗り越えていくかをセットで考えることが、後悔しない中学受験への第一歩になります。そして、受験する本人である子供の意思(大変さを知る前に「やる」、と一回言っただけで親が猪突猛進しないように)も忘れないようにしたいですね。

我が家としては、子供のポテンシャル、非共有環境、将来の目標の3点から中学受験が価値あるものだと考えています。本人と将来を含めた話し合いをゆっくり進めながら、自身が中高一貫校への進学について深く理解し、強く希望するのであれば、中学受験に向けて本格的に動き始めたいと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました